長鎖n-3脂肪酸は、脂質代謝を調節し、肝臓における脂肪蓄積を減少させることが示されている。 この試験では、α-リノレン酸の豊富な供給源としての亜麻仁油が、非アルコール性脂肪肝疾患（NAFLD）患者の脂肪肝および心臓代謝危険因子に及ぼす影響を調 無作為化、二重盲検、比較試験は、亜麻仁（n34）とヒマワリ（n34）油群に分けられた六十から八NAFLD患者に行われました。 患者には、低エネルギー食（-2092kJ/d）および対応する油の20g/dを12週間与えた。 脂肪肝グレード，肝酵素および心臓代謝パラメータを決定した。 データ分析にはintention-to-treatアプローチを使用しました。 脂肪肝グレードは、両方のグループで有意に減少した（-0·68亜麻仁v.-0·29ヒマワリ、P=0·002）。 アラニンアミノトランスフェラーゼおよびアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼは、両方のグループで減少した（P<0·01）。 また、ヒマワリ群の亜麻仁および筋肉量（P=0·01）の血糖値（P=0·005）および脂肪量（P=0·01）において有意な減少が観察された。 しかし，これらの変化はいずれも群間で有意に異なっていなかった。 体重、ウエスト周囲および血圧は、両方のグループで有意に減少したが、唯一の体重変化は、グループ間で有意に異なっていた（P=0·01）。 IL-6は、いずれのグループでも有意に変化しなかったが、グループ間の有意な差を示した（P=0·03）。 全体として、結果は、低エネルギー食と中等度の身体活動の文脈では、亜麻仁油は、ヒマワリ油と比較して脂肪肝グレード、体重およびIL-6を改善するためにNAFLD患者に利益をもたらす可能性があることを示した。